勉強をするには、プログラミング教室に通ったほうがいい？一人で独学で勉強できる？
就職に有利と聞いたので、プログラミングの勉強をしたいけど、やはり、プログラミング教室に通って勉強したほうが、いいのでしょうか？
プログラミングって、やっぱり難しそうだし、ついていけなくて結局やめてしまったら、お金の無駄になるのもやだし・・・
結論を先に言います。プログラミング初心者の方は、プログラミング教室で勉強することをお勧めします。
その理由は、プログラミング教室は、体系的にプログラミングを勉強するためのノウハウを提供するところだからです。
つまり、初心者の方は、まず、何から勉強すればいいのかが、わかりませんよね？何が出来て、何を目的にしてプログラミングをしていけば、プログラムを理解することができるのでしょうか？
一人で書籍やネットで情報を探して勉強を始めても、おそらく挫折する人が多いのではないでしょうか。パソコン系が大好きな人、独自にコツコツと自分で作りたいものや、やりたいことを模索して、時間を掛けながらでも勉強をすることができる人であれば十分に習得できると思いますが、はじめての方であれば、相当な時間を費やす覚悟と忍耐が必要になることでしょう。
ちなみに、私はプログラミング教室をお勧めしておきながら、実はプログラミング教室に通ったことはありません。
私は、情報系ではありませんがプログラムを扱う専門学校出身です。しかし、当時プログラミングの知識はほとんど初心者レベルで、恥ずかしながら、まともなプログラミングができるレベルでは、ありませんでした。したがって、就職してから現場でプログラミングを勉強したようなものです。必死になって、非常に厳しい状況下で、夜遅くまで働きながらなんとか納期に間に合うように、作業をしていた苦い経験があります。
まぁ、そんなこんなで、私は時間をかけて独学で勉強したことになるわけです。
そんな私ですが、短い期間ではありますが、プログラミングスクールのセミナー講師をしていた時期があります。つまり、逆の立場でプログラミング教室に在籍していました。
プログラミング教室では、受講者のレベルによってコースが分かれ、それ用のテキストが用意されていました。そして、人に教えるためのノウハウを持った講師たちが、プログラミングの手引きをしてくれます。
一人で頭を抱えて挫折する前に、手を差し伸べてくれる人が近くにいる環境は心強いものです。時間をかけて自分で考えることは、重要なことです。
しかし、そこで挫折してしまっては、意味がありませんし時は金なり、有益な時間を無駄にしないためにも、プログラミング教室で基礎をしっかりと身につけた方がいいと思います。
基本がある程度理解できて、いくつかの言語を使いこなすことが出来るようになれた人であれば、参考書やネットで調べながら、より理解力を深めたり、新たなプログラミング言語を勉強したりするのはよいと思います。
しかし、初心者の方は、参考書を読み進めていっても、なんとなく理解できた気になりますが、あくまで、書いてあることをなぞる一方的な勉強方法なので、そのままの内容をトレースすることはできても理解を深めることは、なかなか難しいと思います。
書籍は、わからないことを調べて使い方の参考にするものであり、辞書のようなものであると思います。
では、ネットで学習するのはどうでしょうか？
ネットには、膨大な情報があり、たくさんの方が疑問や問題点の解決方法などの情報を公開してくれています。
したがって、自分がやりたいことのプログラムがそのまま提供されていることすらあります。
ある意味、最強のプログラミングツールだと思います。
先人たちの知識が凝縮された様々なソースコードを、そのまま頂けちゃうわけですから。
しかし、これも初めての方には、実は迷路のようなものです。
ネットの情報は、すべてが正しいわけではありません。中には誤った情報だったり、古い情報であったり、何が正しいかを見極める目が必要になります。
ネットの膨大な情報からなにを習得すれば、その目が養われるのか？これを判断するのもまた難しい作業ですよね。
是非、みなさんには、私のように無駄に時間をかけ辛い思いなどしないですむように、最速でプログラミングの基礎を理解いただければと思います！
ちなみに、余談ですが、今の開発現場では、この最強のプログラミングツールであるネットが使えない環境が増えています。
セキュリティーの問題でネットに閲覧規制が掛かって見れなかったり、そもそもインターネットに繋がらない環境で開発を強いられたりもします。
特に個人情報を扱う企業ではこの傾向が強く、開発しづらいと感じることも多々あります。
まぁ、ひと昔の前の開発環境に戻った感覚ですが、若い方々からすると、ありえないと思うでしょう。しかし、セキュリティーの面からこれは避けられない現実ですね。